「確定申告で『自分で納付』にマルを付ければ会社にはわからない」——よく見かけるこの説明には、自治体によって扱いが異なるという大事な但し書きが抜けています。自治体の原文と仕組みは会社に知られたくない人の共通編で引用しています。

副業で切り抜きを始めた人が最初に不安になるのが「会社に知られないか」です。最初に、この記事の立場を明確にしておきます。会社に確実に知られない方法はありません。 ここでは切り抜きで固有の部分を書きます。

仕組みを知っておくと、必要以上に怖がらずに済みます。仕組みは共通編、切り抜きの話はここ。

切り抜きの収益は自分で納付の対象側

切り抜きの広告収益は事業所得または雑所得なので、確定申告書第二表の「自分で納付」の対象側です。もし副業がアルバイトなどの給与なら、この欄の対象外で、住民税は原則どおり合算されます。切り抜きとバイトを並行している人は、効くのは切り抜き分だけだと知っておいてください。

チャンネルとSNSは税務では隠せない

SNSやチャンネルから本人が特定される、人づてに伝わる——こうした経路は税の手続きと無関係です。切り抜きは声を出さない働き方なので配信より特定されにくい面はありますが、チャンネル名・SNSの告知・編集の癖から辿られる可能性は残ります。住民税の対策だけで「知られない」状態が作れるわけではありません。

あわせて、そもそも自分の会社が副業を禁止しているのか、許可制なのかは就業規則の問題で、税金とは別の話です。申告に向けた記帳の進め方は会計ソフトは必要かにまとめています。

住民税の仕組みと自分で納付は共通編へ

通知書の経路・「自分で納付」の効く範囲と限界・無申告の罰則は会社に知られたくない人の共通編へ。

まとめ

  • 切り抜きの収益は自分で納付の対象側。バイト給与には効かない
  • チャンネルとSNSには税務は効かない。就業規則の確認は税とは別に必要
  • 住民税の仕組み・「自分で納付」の限界・無申告の罰則は共通編へ

確実に知られない方法はない、という前提で、リスクをどこまで取るかを判断してください。