このサイトの運営者が、実際に開業届を出して確定申告をしたときの記録です。2021年当時の話で、制度はその後変わっている部分があります。手続きの現在の内容は各記事で一次ソースから確認してください。ここに書くのは「何に迷って、どう処理したか」だけです。
収益が出てから動いた
切り抜きチャンネルを始めたのは2021年4月末で、約2ヶ月後に収益化条件を満たしました。開業届のことを調べ始めたのは、実際に収益が入るようになってからです。
始める前に手続きを済ませていたわけではありません。稼ぎ始めてから慌てて調べた、というのが実際のところです。
当時は会社員との兼業でした。
職業欄には何と書いたか
書類を書き始めて最初に手が止まったのが、職業欄です。「切り抜きチャンネル」という職業名はありません。
結局書いたのは、動画制作・コンサル・開発といった、当時実際にやっていた仕事を並べたものでした。切り抜きだけをやっていたわけではなかったので、ひとつに絞る必要はないと判断しています。
いま振り返ると、この判断は間違っていなかったと思います。国税庁が様式に付けている「書き方」には職業欄の記載方法の指定がなく、実態が伝わればよいためです(開業届の職業欄に何と書くかで整理しています)。
提出そのものは30分で終わった
身構えていましたが、書類の提出自体はあっけないものでした。
オンラインで開業届を作れるサービスを使い、30分ほどで申請まで完了しています。当時の記録には「知識ゼロでも1時間もかからずに開業できてしまう」「驚きのあまり友人に勧めまくっている」と書いていました。青色申告承認申請も同時に提出しています。
手続きのハードルは、想像していたより低い、というのが正直な感想です。
一番大変だったのは、帳簿付けと仕訳
大変だったのは提出後でした。帳簿付けと経費の仕訳です。
書類を出すのは一度きりですが、帳簿は毎月続きます。何をどの科目に入れるか、レシートをどう整理するか。ここが一番時間を取られました。
会計ソフトはマネーフォワードクラウド確定申告を使いました。銀行口座やカードを連携できるので、手入力の量は大きく減ります。それでも、仕訳の判断そのものは自分でやることになります。
YouTubeの収入の扱いにも迷った
もうひとつ迷ったのが、YouTubeからの収入をどう扱うかでした。
入金のタイミングや、年をまたぐ分の扱いなど、給与しかもらったことがないと判断がつかない部分です。ここは調べながら処理しました。
収入をいつの年のものとして数えるかについては、収入はいくらから確定申告が必要かで国税庁の考え方を整理しています。
経費で迷ったのは、PCと家賃・電気代
経費の判断で特に迷ったのは2つです。
編集用のPCと機材。金額が大きいので、その年の経費に全部入れられるのか、何年かに分けるのかで結果が変わります。
自宅の家賃と電気代。自宅で編集していたので業務に使っているのは確かですが、どこまでを経費にできるのかが分かりませんでした。
どちらも「なんとなく」で決めると危ない部分です。判断の基準は経費にできるもの一覧で国税庁の考え方から整理しました。
まとめ
- 開業届を調べ始めたのは収益が入り始めてから。会社員との兼業だった
- 職業欄には動画制作・コンサル・開発と、実際にやっていた仕事を並べて書いた
- 提出はオンラインで30分。青色申告承認申請も同時に出した
- 一番大変だったのは提出ではなく、その後の帳簿付けと仕訳
- 迷ったのはYouTubeの収入の扱いと、PC・機材/家賃・電気代の経費の判断
手続きそのものより、始まったあとの記録のほうが重い。これが実際にやってみた感想です。
制度の内容は当時から変わっている部分があります。手続きの前に、各記事の一次ソースで最新の内容を確認してください。