音楽配信の帳簿は、分配レポートの保存が全てと言っていい形です。ソフトはその後の話です。
白色でも記帳と保存は必要
国税庁の案内のとおり、青色・白色を問わず記帳と帳簿・書類の保存は必要です。分配レポートを毎月ダウンロードして保存——遡れる期間に限りがあるサービスに備えて、これを習慣にしてください。
5565万円控除の要件
| 控除額 | 主な要件(No.2072) |
|---|---|
| 10万円 | 55万円・65万円の要件に該当しない青色申告者 |
| 55万円 | 複式簿記での記帳/貸借対照表・損益計算書を添付して期限内申告 |
| 65万円 | 55万円の要件に加えてe-Taxで申告か優良な電子帳簿の保存 |
機材の減価償却がある人は貸借対照表に資産が載るので、55万円以上を狙うなら事実上ソフト前提です。
音楽配信固有の難所
分配レポートがサービスの中にしかない
毎月保存する習慣を作る
国内と海外の両方から分配がある
経路ごとに分けて記録する
海外分は外国税額控除・換算の材料になります(経費の記事参照)。
外貨建ての分配がある
換算レートと換算前後の金額を残す
原則は取引日のTTM(通達57の3-2)。
分配の経路と通貨が判断軸です。
選び方の手順
- 青色申告で55万円以上を狙うか決める
- 銀行・カードの明細取込が対応しているか確認する
- 分配レポートの保存はソフトの外で毎月やる
- 無料試用に1ヶ月分の実データを入れて手間を確かめる
マネーフォワード クラウド確定申告AD
のように明細の自動取込と青色申告対応を掲げるソフトが各社から出ています。要件で絞ってから試すのが近道です。
まとめ
- 白色でも記帳と保存は必要。分配レポートは毎月保存
- 55万円は複式簿記+貸借対照表+期限内申告、65万円はさらにe-Taxか優良電子帳簿
- 音楽配信の軸は経路ごとの記録と外貨の換算
- 要件で絞って無料試用
次は公式の根拠まとめです。

