音楽配信の帳簿は、分配レポートの保存が全てと言っていい形です。ソフトはその後の話です。

音楽配信固有の難所

基本動作は分配レポートを毎月ダウンロードして保存すること。遡れる期間に限りがあるサービスに備えて、これを習慣にしてください。機材の減価償却がある人は貸借対照表に資産が載るので、55万円以上を狙うなら事実上ソフト前提です。

音楽配信の帳簿で効いてくる3つ
  • 分配レポートがサービスの中にしかない

    毎月保存する習慣を作る

  • 国内と海外の両方から分配がある

    経路ごとに分けて記録する

    海外分は外国税額控除・換算の材料になります(経費の記事参照)。

  • 外貨建ての分配がある

    換算レートと換算前後の金額を残す

    原則は取引日のTTM(通達57の3-2)。

分配の経路と通貨が判断軸です。

音楽配信が足す確認点

  • 分配を経路ごと(国内・海外・ディストリビューター別)に分けて記録できるか
  • 外貨の換算レートと換算前後の金額を残せるか(経費と分配経路の記事)
  • 機材の減価償却を扱えるか

明細の自動取込と青色申告対応を掲げるソフトは各社から出ていて、マネーフォワード クラウド確定申告ADもその1つです。ただし海外分配の総額・引かれた税額・換算レートを分けて残す部分は、ソフト外のメモでも構いません。残っていることが大事です。

共通の要件と手順は共通編へ

帳簿の義務・55万円と65万円の控除の要件・選ぶ基準と手順は会計ソフトの選び方・共通編へ。

まとめ

  • 音楽配信の軸は分配レポートの毎月保存・経路ごとの記録・外貨の換算
  • 機材の減価償却がある人は貸借対照表が要る=ソフト前提

次は公式の根拠まとめです。