物販の帳簿には、他の副業より手間が増える要素が2つあります。取引件数と棚卸です。
会計ソフトが義務なわけではありません。ただ、この2つの負担を知った上で決めるほうが、あとで乗り換える手間を省けます。
物販固有の難所は棚卸と取引量
在庫を持つ物販は貸借対照表に棚卸資産が載ります。複式簿記と貸借対照表を手作業でやるのは現実的ではないので、55万円以上を狙うなら事実上ソフト前提です。
月の販売が数件で在庫も少ない
表計算でも回る
ただし年末の棚卸と記帳・保存は必要です。
少額の取引が月に数十件以上ある
明細取込があるソフトが効く
販売手数料・送料が取引ごとに発生するのが物販です。手入力はここで破綻します。
在庫の種類と数が増えてきた
棚卸を前提にした運用へ
売上原価の計算(年初在庫+仕入−年末在庫)を毎年やります。
ソフトの要否はこの2つの負担で決まります。
経費の記事で扱ったとおり、物販は売れた分だけが売上原価です。この計算を毎年正しくやるには、仕入と在庫の記録が整っていることが前提になります。
物販が足す確認点
- 棚卸・売上原価の計算に対応しているか
- 販売プラットフォーム(メルカリ・Amazonなど)の明細取込が自分の販路に対応しているか
- 無料試用には取引量が多い月の実データを入れて、手間が破綻しないか確かめる
明細の自動取込と青色申告対応を掲げるソフトは各社から出ていて、マネーフォワード クラウド確定申告AD
もその1つです。ただし決め手は棚卸と売上原価です。取引が多いほど手入力との差が開くので、無料試用で1か月分の実データを入れて確かめてください。
共通の要件と手順は共通編へ
帳簿の義務・55万円と65万円の控除の要件・選ぶ基準と手順は会計ソフトの選び方・共通編へ。
まとめ
- 物販の難所は棚卸と少額多数の取引。明細取込と在庫の記録で決める
- 売れた分だけが売上原価。仕入と在庫の記録が前提
次は公式の根拠まとめです。この記事までの数字の出どころを1本にまとめてあります。

